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台風接近時の火災予防について

台風接近時の火災予防について

[カテゴリー:注意
[更新日:2023年09月07日]
 この時季は台風の接近や上陸が懸念されており、近年は気候変動等の影響により台風が大型化し、強風や豪雨による被害が拡大する傾向にあります。また、台風による直接的な被害のほか、停電が関連した火災や事故が度々発生していることから、以下の項目について注意をお願いします。

浸水や落雷により被害を受けた電気機器による火災

 水害等により水に浸かった電気機器は、表面が乾いた後も、内部に水が残っていたり、泥や塩分等の異物が付着していることで、使用時に火災を引き起こすおそれがあります。

 また、近くで落雷が起きた場合は、雷による電流が電線を通じて建物内の配線に流れ込むことで、電気機器が故障することがあります。

 電気機器の動作に異常が生じたり、異音や異臭がした場合は、直ちに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜き、分電盤のブレーカーを切ってください。

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停電時のろうそく使用による火災

 災害時に明り取りの目的でろうそくなどの裸火を使用することはやめましょう。

 災害時は避難や復旧活動等の疲れから、注意が行き届かない場合があり、屋内での裸火の使用は大変危険です。事前に懐中電灯等を準備しておきましょう。

ろうそく.jpg

停電復旧時の通電火災

 停電中に避難等で自宅を離れる際は、必ずブレーカーを落としてください。

 停電が復旧したら、電気機器が破損していないか、配線やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないか等、十分に安全を確認してからブレーカーを戻してください。

 建物や電気機器に外見上の損傷がなくとも、壁内配線の損傷や電気機器内部の故障等により時間経過後に火災に至る場合もあります。使用中に異音や異臭等がした場合は速やかに使用をやめてください。

【報道資料】通電火災の主な原因.jpg

カセットこんろからの火災

 カセットこんろを使用する際は、取扱説明書に従って正しくボンベを接続してください。

 接続が不適切な場合、接続部からガスが漏れ、火災に至るおそれがあります。有事の際に安全に使用できるよう、平時のうちに手順を確認しておきましょう。

 カセットこんろ全体を覆うような大きな鍋や鉄板を使用したり、カセットこんろ2台以上並べて使用すると、ボンベが過熱され破裂するおそれがあります。

 また、テント内や車内等の狭い場所で使用しないでください。周囲の可燃物に接して火災となるおそれがあるほか、不完全燃焼を起こして一酸化炭素中毒となるおそれもあります。

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モバイルバッテリーによる火災

 モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、外部から強い衝撃を受けると内部がショートするなどして発火するおそれがあります。

 また、水没したり、雨に濡れたものも内部がショートするなどして危険ですので、使用せずに購入店又は製造業者の修理・廃棄窓口等に相談してください。

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モバイルバッテリー燃焼実験動画(郡山消防YouTubeチャンネル)

防水スプレーによる火災

 防水スプレーをはじめとしたスプレー缶の多くは、噴射剤としてLPG(液化石油ガス)などの可燃性ガスが使用されています。これらのガスは可燃性があるほか滞留しやすい性質があるため、屋内や車内で大量に使用した後に火気を近づけると火災となるおそれがあります。屋内や車内では使用せず、屋外の風通しの良い場所で使用してください。

 また、スプレー缶は高温になると内部のガスが気化することで内部圧力が上昇し破裂するおそれがあります。直射日光があたる場所のほか、熱を持つ機器の近くには置かないでください。

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スプレー缶燃焼実験動画(郡山消防YouTubeチャンネル)

発電機の不完全燃焼による一酸化炭素中毒

 停電時に電気機器の使用を可能にする発電機は、排ガスに一酸化炭素などの有害物質を含みます。屋内で発電機を使用すると、一酸化炭素中毒となるおそれがあり大変危険です。物置や倉庫内、車内、テント内では使用せず、屋外の風通しの良い場所で使用してください。

 また、排気部分に可燃物が接することで火災となるおそれもあります。周囲に燃えやすいもの置かないようにして使用しましょう。


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消防本部 予防課

〒963-8877 郡山市堂前町5番16号

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