令和２年11月15日（日曜日）、田村市都路町内で、秋の火災予防運動に合わせた防火訪問を行いました。

　この訪問は、空気の乾燥と暖房器具の使用などにより、住宅火災が多くなる時季を前に、住民の防火意識を高めるため、住宅火災を防ぐチェックポイントを掲載した防火チラシを配布し注意喚起を行いました。

　併せて、火災による逃げ遅れを防止するために、住宅用火災警報器の設置や定期的な点検の必要性についてお伝えしました。

　住宅火災により人命が犠牲なるケースは、就寝中に多く発生します。

　火災の発見が遅れることで有害な煙を吸い、避難が出来なくなってしまうからです。

　警報器が正しく設置されていることで、火災の初期段階で気づくことができ、安全に避難することができます。

　特に、火災の犠牲者となりやすい高齢者の場合は、避難に時間がかかるため、出来るだけ早く避難を始めることが重要です。

　過去５年間の郡山消防本部管内の統計をみると、住宅火災により亡くなったケースの約８割で住宅用火災警報器が設置されていませんでした。

　この警報器は、火災で犠牲にならないためになくてはならないものですので必ず設置し、定期的な点検（１ヶ月に１回程度）を行いましょう。

　また、都路町内の各世帯に向け、都路分署独自で作成した火災予防のDVDの回覧も実施中です。

　住宅火災の発生と逃げ遅れを防止するためには、各家庭や一人ひとりの意識と行動がとても大切です。

　 決して他人事と思わず、火災予防を習慣化して、安心して暮らせる地域を目指しましょう。