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災害時の通電火災に注意しましょう

災害時の通電火災に注意しましょう

[カテゴリー:注意
[投稿者:郡山消防署]
[更新日:2021年06月09日]

 出水期となり、これからは大雨や台風による風水害に対する備えが必要となります。

 風水害が発生した際には、正しい情報により早めの避難行動をとることが大切ですが、風水害によって建物が浸水したり破損するなどの被害があった場合は、通電火災にも注意する必要があります。

 通電火災は、風水害のほか、地震によって建物被害があった場合にも度々発生しています。

 通電火災の原理と、その予防方法を確認しましょう。

通電火災とは

 通電火災とは、地震や風水害などで停電した後に、停電が復旧した際の再通電時に発生する火災を言います。

 東日本大震災における本震による火災のうち原因が特定さたものの多くは、通電火災をはじめとした電気関係の出火でした。

 また、2019年の台風第15号による風水害においても、通電火災と推測されるが火災が発生しています。

主な要因

地震発生時

転倒した家具の下敷きになり損傷した配線などに再通電し、発熱・発火する。
落下したカーテンや洗濯物などの可燃物がヒーターに接触した状態で再通電し、発火する。
転倒したヒーターや照明器具(白熱灯など)が可燃物に接触した状態で再通電し、発火する。

風水害発生時

家屋への浸水や雨漏りによる、電化製品の基板等の損傷により、再通電時にショートが生じ発火する。
コンセントに水分が付着し、再通電時にトラッキング現象が生じ発火する。 


【報道資料】通電火災の主な原因.jpg

主な対策

停電中は電化製品のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く。

停電中に自宅から離れる際は、ブレーカーを落とす。

 ※平時から忘れないよう、玄関ドアに「避難時ブレーカー断」等の表示をしておく。

給電が再開されたら、浸水などにより電化製品が破損していないか、配線やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないかなど、十分に安全を確認してから電化製品を使用する。

建物や電化製品等には外見上損傷がなくとも、壁内配線の損傷や電化製品内部の故障により、再通電後、時間が経過したのち火災に至ることがあるため、発煙や異臭などの異常を発見した際は直ちにブレーカーを落とし、消防機関へ連絡する。

浸水等により一度水に濡れた電化製品は使用しない。

地震時に揺れを感知し電気を自動的に止める感震ブレーカーを設置しましょう。

一人ひとりの心がけで、隠れた火災の原因を見逃さないようにしましょう!



お問い合わせ

郡山消防署 予防係

〒963-8877 郡山市堂前町5番16号

TEL:024-923-8175

FAX:024-932-4002

E-mail:


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